──美脚をつくるために行っていることは?
体は、できるだけ内から変えていきたいと考えていて。きつい運動ではなく、じんわり中から温まるようなワークアウトを行っています。走るよりはウォーキングとか、筋肉が大きくなりすぎないやり方でスクワットをするなどですね。
──どのくらいの頻度で取り組んでいるの?
ウォーキングは、できるときは毎日。そして今年になってから、骨盤の使い方を変えることを意識しはじめました。日本人の骨盤は後傾していることが多くて、前腿にボテッと重く見える筋肉がついてしまいがち。なので、最近は座るときも歩くときも、コアの筋肉を使って骨盤を前傾に保つように心がけています。その状態でワークアウトをするのですが、はじめは歩くだけでもきつかった!
──その骨盤前傾トレーニング、詳しい方法を教えてください!
まずまっすぐ立ち、息を吸った状態で肩を落とします。実は体って、息を吸ったときが最もリラックスしているらしいんです。それからお腹と骨盤底筋を締め、意識して骨盤だけを前に倒します。肩の力を抜いて、力まずにやってみてくださいね。その姿勢でまず普段の生活をしてみて、慣れてから歩いたり走ったりのワークアウトにつなげてみるといいかも。骨盤がうまく前傾できていると、立っている状態から自然と脚が前に出て速く動けるし、全身運動が上手にできるので、終わった後の体の感覚も変わると思います。前傾に慣れていない最初のうちは、普段どおりに生活するだけでも筋肉痛になるはず。
──目指している理想の脚について教えてください。
私にとって、柔軟性のある筋肉を持つ健康的なボディが憧れ。だから脚も、筋力をつけすぎず、しなやかでまっすぐに保ちたいと思っています。
──ワークアウトのルーティンは決めている?
体にはいろいろな刺激を与えたいと思っているので、さまざまなことを試す派です! 仕事で滞在するNYでは、ジャイロトニックのクラスに行くことが多いかな。機械を使って行うピラティスの一種で、体の柔軟性を拡げながらコアを鍛えるので、お腹が引き締まった気が。このあいだは、キックボクシングにも挑戦しました!
実は私、人体マニアなんです(笑)。骨格や筋肉、神経の仕組みが絵で見て分かる、図鑑みたいな本があるんですけど、それを世界中どこに行くにも持ち歩いていて。いろいろなワークアウトやメソッドに取り組みつつ、今の自分の動きが体のどの部分を使っているのかを考えながら取り組んでみたりしています。しなやかなボディをつくるには、それもおすすめですね。
──ボディのメンテナンスは、どんなことを行っていますか?
スキンケアでいうと、保湿だけはきちんとしなくちゃと思って、お風呂上がりにオイルを塗った後、クリームを重ねています。ダブル保湿ですね。あとはリラクゼーションとして、鍼を受けに行くこともしばしば。心身ともに癒されるので、すごく気に入っています!
※モデルカットは『VOGUE JAPAN』5月号「ボディ・ポジティブな、美脚最前線」より。
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